2010年05月21日
良い食べ手のススメ
京橋単一健保協議会様の定例会で、「良い食べ手のススメ?ものを美味しく食べるコツ?」と題しまして、講演をさせていただきました。
食についての知識が沢山あるに越したことはない。
でも、それを生かすも、殺すも自分しだい。食べるということに関して、すべてそれは自分がチョイスしてきたものに他ならない。
美味しい、楽しい食事があってこそ、栄養がきちんと身体にまわるというもの。
腹をいたてている時に食べても、胃袋がとんがっていてちゃんと消化できない。
仕事しながらコーヒーを何杯も飲んでいるのに、何を飲んだかすら感じていない。
そんな風に思い当たる節ありません?
今日は、「もし目の前に茶碗一膳のご飯が出されたら、それがどんなだったら、美味しいと感じるか?」と質問をさせていただき、それぞれについて関連あることをお話させていただくという進めかたをしたが、17名様全員違うお答えがでた。
たとえば、湯気が出ていること。家族の中で父親である自分の前にまず茶碗がおかれたとき。ピカピカ光っていたとき・・・
さあ、ブログをお読みの皆さんも、これ以外に全部で17個思いつきますか?
これこそが、ものを美味しく食べるコツの一つ。
味だけで、人はその食事が美味しいと感じているわけではなく、様々なことがモノを美味しく食べる要因だということに、気付くはず。

- 投稿者:上級野菜ソムリエ 小原 薫
- 投稿日:2010年05月21日 23:28
- カテゴリー:上級野菜ソムリエのお話
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