2010年11月30日
タネの哲学?いのちの種を未来に
農畜産業振興機構の第3回野菜セミナー、「タネの哲学?いのちの種を未来に」で、野口のタネ野口種苗研究所の野口勲氏のお話をお聞きした。
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野菜を植えようと思えば、種屋さんに行って種を買ってきて、それを撒く。でもよく聞かれるのが、美味しい野菜が出来たからといって、その野菜からとった種をとっておいて、次の年に植えても、決して美味しいものにはならないということ。買ってきたときは、姿も味も良い野菜が出来て一代限り、これがF1とよばれる種で、現在ほとんどの種がこうなっている。野口さんは、固定種という、自家採取すれば親と同じタネが採れる、昔ながらのタネにこだわって作っていらっしゃる。
大量に、形も味も均一に出来るF1が出来た背景には、やはり私達生活者のニーズに生産者さんがこたえるといった構図が見える。
このF1を作る過程を、もし人だとしたらこんなことをしているという例えは、わかりやすくもあり、雄しべの機能をなくしてしまうなど、考えてみると残酷ともいえる方法で、新しい品種を作り出しているのだと思うと、切なくもあり、空恐ろしくもなった。
今、私達は、今遺伝子組み換えに関してぴりぴりと反応しているが、その前にもう既に種自身に手を加えていることにも気づかなくてはならない。
良い野菜を選ぶのに、この種は健康なのか、そんなことまで考えて野菜を選ぶなどという日が来るのかもしれない。
- 投稿者:上級野菜ソムリエ 小原 薫
- 投稿日:2010年11月30日 23:59
- カテゴリー:上級野菜ソムリエのお話




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