2014年04月20日
野菜ソムリエ協会理事長セミナーin盛岡その1
昨日は野菜ソムリエ協会の理事長セミナーが盛岡で開催され、私も地域校の代表として、地域校の受講生さんと共に参加させていただきました。
セミナーは、岩手野菜ソムリエコミュニティーの代表が質問するという形で進められましたので、多岐にわたる理事長のお考えを伺うことができました。
野菜ソムリエを作ったのは?これは欠かせないところです。
野菜が世の中から無くなってしまうのではないかという危機感から、農業、畑から、生活者に至るまでのブランディングすることを考え、それができる人を作り出す事の必要性を感じたからなのだそうです。
野菜ソムリエが、世の中のインフラになる事と理事長はよくおっしゃいますが、さらに社会から尊敬されるものになるのかというところも大切なポイントです。
そして、今までは、日本の農業を考える、次世代に伝えるという生活者よりの考えから、生産者さんを応援する事に現在は目が向いているのだそうです。
そこで理事長が自ら登壇する、ブランディングマイスター講座の発案になります。
第1期は10名。農家さんをサポート、コンサルすることによって、2割増しの収益を上げることができる人を要請するのが目的です。
それには、現状分析をして、処方する事が大切になってきます。
そのためにはただのヒヤリングではなく、こうではないか?という予想を持って質問する事が重要です。
クオリティーの低いものを高く販売するわけではなく、クオリティーの高いものが安く販売されているという現状から、適正な価格に引き上げるという事が、一番のブランディングのポイントかもしれません。
売り上げを上げるためには、コストを下げる、単価を上げる、数量を上げるの、この3つ以外にはない訳ですから。
そこをターゲットが2割売り上げを伸ばすところまで理事長が関わるというのも、第1期の特典なのだとか。

- 投稿者:上級野菜ソムリエ 小原 薫
- 投稿日:2014年04月20日 23:42
- カテゴリー:上級野菜ソムリエのお話
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